読了。以下感想文です。
上巻を読んだ時点でも思ったのですが、「アシモフ、芸風変わったなぁ」ということです。
やっぱり書き方がくどくなっている。
主人公トレヴィズの精神年齢も低下しているような気がします。
昔はファウンデーション市議会員ってことでもう少し大人だったような気がしますね〜。
そしてトレヴィズとペロラット博士、ブリスとの関係もおかしくなっているような。
どうも個々人の記述が甘いせいで個人間の境界が不明瞭に感じますね。
明らかに70年代〜80年代あたりの映像作品の影響を受けているように感じますが、気のせいでしょうか。
それが悪い、というわけではないのですが、以前のアシモフはもっと切れたはずだ、と感じてしまうのですよね。


作品全体としては駄作ではない、けど、佳作未満……いや、ぎりぎり佳作か。
まぁそんなところで。