地図のファンタジア (河出文庫)

地図のファンタジア (河出文庫)

読了。
前半は地図と人類史。
後半は地図に関する薀蓄という形式。
個人的には前半がおもしろかったですね。
ニュートンvsカッシーニの論争のお話ですとか。
それに決着を着けるべく行われた測量で、
南方の測量隊が本国でフランス革命が起きて送金が途絶えたにも関わらず、測量をやり遂げた(!)とか。
その他にも著者が紹介する様々なエピソードがおもしろかったです。


私は地図って好きなので、そういう個人的な趣向とも合致して楽しめました。
でもまぁ、本当に詳しい人から見たら既知のことばかりなのでしょうね、きっと。
なので、私のような軽めの地図ファンにはオススメします。