標準って難しいですね

Refactoring CL-SMTP ~ netzhansa
Common Lispのお話みたいです。
英語は相変わらずよくわかりませんので、超訳を試みてみますが、
冒頭部分は
「BKNR(っていうCommon LispのWebアプリ環境があるらしい)のメンテではFranzのライブラリは出来ることなら使いたくないよ。
こんなコーディング標準でさ、基本的に条件分岐部分をFranzの書いたif*マクロで置き換えろってことになってるから読みにくくて苦痛なんだ。」
ってところでしょうか?


この話に限ったことではありませんが。
「標準」って難しいですね。
作業に関わる人々の知識レベルの最大公約数を取らなくてはならないですから。
でなければ受け入れられないでしょうし。


で、その「作業に関わる人々」の数が多くなると当然、知識レベルは平滑化されていくので、
最大公約数を取ったときには陳腐化したものになるか、形骸化したものになるかのいずれかなのでしょうね。


では、「作業に関わる人々」を少数にして、標準策定までを行い、標準が決定した後に人数を増やせばいいんではないか?
というとそうでもないと思うのですよね。


結局、「最終的な集団」のレベルから乖離したものは受け入れられない/ついて来れないので、
「使えねー」といわれて、新しい標準が作られるダケなので、これまたムダなのですよね。


まぁ最終的には
「世の中の主流集団からそれほど乖離せず、それでいて数歩先(だけ)をいくような思想が標準として向く」
というダケなのだろうな〜・・・。


やっぱり人類の進化は螺旋か。


あ、でもボクもこのCommon Lispのコーディング標準自体はちょっとイヤな感じで従いたくありません!


そんな感じで。